外壁塗装業がMEO対策をするメリット|費用と効果が出るまでの期間で判断する

GoogleMAP(MEO)
  1. ホーム
  2. GoogleMAP(MEO)
  3. 外壁塗装業がMEO対策をするメリット|費用と効果が出るまでの期間で判断する
外壁塗装業がMEO対策をするメリット|費用と効果が出るまでの期間で判断する

外壁塗装業がMEO対策を行うメリットは、Googleマップを通じてお客様との接点を増やせることです。

主なメリットは次の5つです。

  • 「地域名+外壁塗装」で探す人に見つけてもらいやすい
  • 口コミを比較検討の判断材料として示せる
  • Googleマップから電話や問い合わせにつなげられる
  • 施工写真を営業資料として活用できる
  • 口コミや施工写真をプロフィール上に蓄積できる
外壁塗装会社さん

MEO対策の営業電話が月に何本もかかってくる。うちもやった方がいいのか?

外壁塗装会社さん

チラシの反響は落ちている。ネットは事務担当に任せきりで、手が回らない。

この記事では、600社を超える塗装業者と取引してきたペイプロが、MEO対策のメリット・デメリット、費用や効果、自社運用と外注の判断基準を解説します。

この記事でわかること

  • MEO対策で得られる5つのメリットと、効きにくい商圏の見分け方
  • 自社運用と外注の費用、チラシ・SEO・広告と比べた費用対効果
  • 効果が見え始めるまでの期間、「自社か外注か」の決め方、ツールの比べ方

目次

外壁塗装業のMEO対策とは

外壁塗装業のMEO対策とは、「地域名+外壁塗装」で検索した人に、Googleマップの地図枠で自社を見つけてもらう取り組みです。向いているかどうかは、商圏と運用体制で決まります。

MEO対策はGoogleマップからの集客を増やすために行う

スマートフォンで地域の外壁塗装会社を地図検索する様子

MEO対策の目的は、Googleマップ経由の問い合わせを増やすことです。Googleビジネスプロフィールに登録した情報を整え、写真や口コミを増やして育てていきます。

舞台は、検索結果に地図と一緒に表示される数社の枠です。ここに入れるかどうかで、見込み客の目に触れる回数が変わります。

Googleは、地図枠(ローカル検索結果)に表示する順番を決める要素を公表しています。主に関連性・距離・知名度の3つです(Google ビジネス プロフィール ヘルプ、2026年9月時点)。

Googleに費用を払って順位を上げてもらう仕組みはありません。3つの要素に沿って、自社の情報を整え続けることが対策の中身です。

自社に向いているかを先に確かめる3項目

  • 「市名+外壁塗装」で探す人がいるか(Google広告のキーワードプランナーで月間検索数の目安を見る)
  • 投稿や口コミへの返信を、月に数回続けられる担当者がいるか
  • いまの問い合わせが、紹介とチラシだけに偏っていないか

外壁塗装業がMEO対策をする5つのメリット

外壁塗装業がMEO対策をするメリットは、次の5つです。

  • 「地域名+外壁塗装」で探す人に見つけてもらえる
  • 比較検討の場面で口コミを判断材料として示せる
  • Googleマップから電話や問い合わせにつなげられる
  • 施工写真がそのまま営業資料として働く
  • 口コミや施工写真がプロフィールに積み上がる

背景には、顧客が業者を探す方法の変化があります。

国土交通省の調査では、リフォームの施工者を探す方法として「インターネット」を選んだ割合が17.0%でした。「折り込み広告」は6.4%です(令和6年度 住宅市場動向調査、三大都市圏のリフォーム実施世帯・複数回答)。

この数字は三大都市圏のものであり、地方の商圏にそのまま当てはまるわけではありません。ただ、令和2年度と令和6年度を比べると、インターネットは12.3%から17.0%へ増え、折り込み広告は10.6%から6.4%へ減っています。

外壁塗装業がMEO対策をする5つのメリット

「地域名+外壁塗装」で探す人に見つけてもらえる

1つ目のメリットは、「◯◯市 外壁塗装」のように地域名を付けて探す人に、地図枠で見つけてもらえることです。外壁塗装は商圏が決まっている仕事で、地図枠は検索結果の中でも目に入りやすい位置にあります。

Googleは順位の要素として「距離」を挙げています。検索している人の現在地から近い業者が出やすい仕組みです。

遠くの大手より、地元の会社が表示されやすい場面があります(Google ビジネス プロフィール ヘルプ)。

比較検討の場面で口コミを判断材料として示せる

2つ目は、相見積もりで比べられるときに、口コミが判断材料になることです。外壁塗装は相見積もりが多く、施主はほかの会社と比べる材料を探しています。

Googleマップの口コミは、施主が自分で書いた声がそのまま残る場所です。Googleは「クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、ローカル検索結果のランキングが高くなります」と明記しています(同ヘルプ)。

「安いから」ではなく「評判がよさそうだから」で選ばれる材料を、自社の営業とは別の場所に置いておけます。

Googleマップから電話や問い合わせにつなげられる

3つ目は、地図を見た人がその場で電話や自社サイトへ進めることです。ビジネスプロフィールには、電話・ルート検索・ウェブサイトへのボタンが並んでいます。

どのボタンが何回押されたかは、プロフィールの「パフォーマンス」で確認できます。通話数は「通話ボタンがクリックされた回数」として記録されます(Google ビジネス プロフィール ヘルプ)。

閲覧やボタンの操作を、管理画面から継続して確認できる点もメリットです。

なお、AI検索への対策については「外壁塗装業者のLLMO対策」で詳しく解説しています。

施工写真がそのまま営業資料として働く

外壁塗装の施工後写真を撮影する担当者

4つ目は、現場で撮った施工写真がそのまま営業資料として使えることです。外壁塗装は、施工前と施工後の違いが一目でわかる仕事だからです。

Googleも順位改善の対策として「写真や動画を追加する」ことを挙げています(Google ビジネス プロフィール ヘルプ)。営業資料を一から作るより少ない手間で、施工の丁寧さや仕上がりを伝えられます。

写真の種類ごとに最低枚数の目安もあります。サービスの写真は少なくとも3枚です(Google ビジネス プロフィール ヘルプ)。

口コミや施工写真がプロフィールに積み上がる

5つ目は、口コミや写真が投稿を止めても残り続けることです。運用をやめても、それまでの積み上げがゼロに戻らない点が、広告との大きな違いといえます。

ただし、口コミや写真は自社が所有する資産ではなく、Googleのサービス上の蓄積です。仕様変更やポリシー変更の影響を受ける前提で考えておいてください。

MEO対策のデメリット・失敗例と回避策

MEO対策で起こりやすい4つの失敗要因

MEO対策には、始める前に知っておきたい4つの注意点があります。

あらかじめデメリットや失敗しやすいポイントを把握し、商圏や契約内容、口コミの集め方を確認してから取り組むことが大切です。

Googleマップで探す人が少ない商圏では効きにくい

MEO対策の効果は、商圏にGoogleマップで業者を探す人がどれだけいるかに左右されます。探す人がいなければ、地図枠に出ても問い合わせは増えません。

「うちの地域はネットで業者を探す人が少ない」という声は、地方の事業者から実際に上がっています。

確かめ方は、第1章の「自社に向いているかを先に確かめる3項目」のとおりです。加えて、ビジネスプロフィールの「パフォーマンス」で閲覧数や検索語句の推移を見ておくと、判断材料が増えます。

口コミは自社で選べず、低評価が残ることもある

口コミは自社で内容を選べず、低い評価が付いても基本的に削除できません。施主が書くものだからです。

Googleがポリシー違反として削除するのは、実体験に基づかない投稿や、金銭の見返りがある投稿などです。「事実と違う」と感じるだけでは消えないため、低評価への返信のしかたが問われる場面です(Google ビジネス プロフィール ヘルプ)。

口コミを増やす具体的な進め方と、悪い口コミへの返信のしかたは、外壁塗装会社が口コミを増やす方法で解説しています。

MEO代行業者に外注しても効果が出るとは限らない

MEO代行業者に外注しても、効果が出るとは限りません。契約後に「何も変わらなかった」という相談が、公開の場に寄せられています。

Yahoo!知恵袋には、月1万円で1年契約を結んだあとの相談があります(2024年)。対策という対策をしてもらえず、尋ねても「ツールがやっているので説明できない」と言われ、解約もできないのかと悩む内容です。

店舗業の一例で、MEO代行全体の傾向を示すものではありません。ただ、作業内容と解約条件を契約前に確認する重要性は、業種が違っても共通します。

営業の場面で「費用を払えば必ず上位に出せる」と説明されたら、注意が必要です。Googleは「ランキングを上げるためのリクエストや金銭の受け取りには一切応じておりません」と明記しています(Google ビジネス プロフィール ヘルプ)。

Googleから順位を買う方法はないため、代行業者にできるのは3つの要素に沿った運用を代わりに行うことです。

契約前に確認したいのは、作業内容の説明・契約期間・解約条件の3つです。外注先の見分け方は第6章「外注先は契約内容と報告の有無で見分ける」で扱います。

口コミの集め方には守るべきルールが2つある

口コミを集めるときに気をつけるルールは、Googleのポリシーと、消費者庁のステルスマーケティング規制の2つです。片方だけ見ていると判断を誤ります。

Googleのポリシーは、口コミの投稿と引き換えに割引・金銭・無料サービスなどを提供する行為を禁止しています。高評価をくれそうな人にだけ口コミを頼む行為も認められていません(マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー、2026年9月時点)。

消費者庁のステマ規制(2023年10月施行)は、会社が用意した宣伝を顧客の感想のように見せる行為を禁止するものです。口コミ依頼についてのQ&Aも公開されています。

Q&Aでは、投稿内容を指示せず割引程度の対価で頼む場合、通常は「会社の広告」とみなされず、規制の対象にならないとされています。

一方で「星5を付けること」を条件にすると、会社が内容を決めたことになり、規制の対象です(消費者庁 ステルスマーケティングに関するQ&A)。

ここで注意したいのは、両者のずれです。消費者庁のQ&Aでは、内容を指示しない口コミ依頼は通常は規制の対象にならないとされる一方、Googleは割引などを条件にした口コミ依頼を禁止しています。

対価や評価の条件を付けず、内容も指示せずに、施工した施主へ率直な感想を任意で頼むのが基本です。この頼み方なら、両方のルールに照らして問題が起きにくくなります。

MEO対策の費用相場と、ほかの集客方法との費用対効果

MEO対策の費用は、自社運用なら担当者の時間とツール代(無料〜)、外注なら公開例で月1万円台から8万円弱が目安です。額だけで比べず、チラシや広告と同じ軸で見て、会社に何が残るかまで含めて判断してください。

費用は自社運用と外注で構造が違う

MEO対策の費用構造を表す財布と計算機のイメージ

費用がかかるのは、運用にあてる人件費と、ツールや代行に払う外部費用の2つです。Googleビジネスプロフィール自体は無料で使えます。

1店舗向けツールの低価格プランには、月1,000〜3,000円台の例が複数あります。機能や店舗数によっては月数万円のツールもあります(第7章「ツールは6つの基準で比べる」の表を参照)。

外注には、月額固定型と成果報酬型の2つの料金体系があります。公開されている料金例では、月額固定型は月1万円台から8万円弱まで幅があり、初期費用が別途かかる会社や、最低契約期間を6〜12か月とする会社もあります。

項目自社運用外注(月額固定)
月々の費用ツール0円〜数万円+担当者の時間公開例で1万円台〜8万円弱
初期費用なし0〜6万円程度の例あり
最低契約期間なし(ツールにより6〜12か月)1〜12か月の例あり
作業する人自社の担当者代行会社(範囲は契約による)

数字は2026年9月時点で、代行会社7社の公式料金ページを確認した幅です(最小は月13,200円、最大は月79,800円・いずれも税込)。全国の相場ではなく、作業範囲やキーワード数、口コミ返信の代行有無で変わります。

成果報酬型は、指定キーワードで3位以内に入った日だけ課金する方式などです(公開例で1日1,100円・税込)。上位に入る日が増えるほど費用も増えるので、月の上限を確認しておいてください。

チラシ・SEO・広告とは6つの軸で比べる

MEOとチラシ・SEO・リスティング広告の比較

MEO・チラシ・SEO・広告は、費用の額ではなく6つの軸で比べると違いがはっきりします。目的も、成果が見える時期も、残るものも施策ごとに違うためです。

施策費用のかかり方効果が見え始める時期続ける手間
MEO無料〜。ツールは月数千円から、代行は公開例で月1万〜8万円弱公開事例では数か月単位投稿・写真・口コミ返信を続ける
チラシ印刷+配布。ポスティングは公開例でA4 1枚3〜10円程度配布直後配るたびに費用がかかる
SEO(自社サイト)制作費+記事作成の費用または時間数か月〜記事の追加・更新を続ける
リスティング広告クリック課金。外壁塗装関連は民間の目安で1クリック数百円〜出稿直後予算と入札の管理を続ける
施策主な成果指標止めたあとに残るもの向いている目的
MEO通話・サイト訪問・ルート検索の件数口コミ・写真・プロフィール(Google上に蓄積)商圏内で探している人に見つけてもらう
チラシ反響電話の件数配布済みの分は手元に残ることがある。新規配布には再度費用特定の地域に一斉に知らせる
SEO(自社サイト)検索からの訪問・問い合わせ自社サイトの記事悩みを調べている段階の人に届く
リスティング広告クリック・問い合わせ残らない(数字の記録は残る)短期間で問い合わせを集める

表の数字は公開例の幅で、全国の相場ではありません。出典:ポスティングはポスプリント・ポスティングリアル(東京23区・A4・税抜)、クリック単価は民間2媒体の2026年の目安。

リスティング広告とは、Googleなどの検索結果の上部に表示される広告です。「◯◯市 外壁塗装」などの検索語に対して出稿し、クリックされるたびに費用がかかります。

目的も計測方法も違うため、「どれが上」という順位は付けられません。

リスティング広告は止めた時点で表示が消えます。一方、SEOでは自社サイトの記事、MEOではGoogleビジネスプロフィール上の口コミや写真が、施策を通じて蓄積されていく情報です。

自社サイトのSEOの始め方はリフォーム会社のSEO対策の記事で解説しています。

費用が返ってくる期間は利益と受注数で変わる

費用を回収できる期間は、1件あたりの粗利と、月に何件の受注につながるかで決まります。何か月で回収できるかを示す公的な統計はありません。

仮に代行費用が月3万円なら年間36万円です。1件あたりの工事の粗利で割れば、費用を回収するために年に何件の受注が必要かがわかります。

ただし、問い合わせがそのまま受注になるわけではありません。問い合わせ→現場調査→見積もり→成約の率を自社の実績で置き、必要な問い合わせ数を逆算してください。

会社に「何が残るか」まで含めて判断する

費用対効果は、コストをかけたあとに会社に何が残るかまで含めて判断してください。「かけた費用に対して問い合わせが何件増えたか」だけで見ると、判断を誤ります。

代行に任せきりにすると、契約を終えた時点で投稿や分析などの定期運用が止まります。終了後に何が残り、自社でどこまで引き継げるかを、契約前に確認してください。

社内に運用の知見が残らなければ、次に別の施策を始めるときも、また外注に頼るしかありません。

問い合わせの件数、外注費、そして社内に残る知見・人材・仕組み。この3つを並べて、自社にとっての費用対効果を決めてください。

MEO対策の効果が出るまでの期間と、毎月かかる作業時間

効果が見え始めるまでの期間に公的な基準はありません。外壁塗装業の公開事例では、着手から3〜4か月ほどで反響を感じ始めた例や、12か月かけて検索順位が上昇した例があります。

作業時間は、初回の設定に数時間、その後は月に数時間が民間の運用例の目安です。

成果は順位だけでなく、閲覧・クリック・問い合わせで測る

MEOの成果を閲覧・クリック・問い合わせで測る流れ

成果は順位ではなく、閲覧数・通話やサイトのクリック数・問い合わせ数で測ります。順位は途中の確認指標であり、問い合わせにつながらなければ意味がありません。

これらの数字は、ビジネスプロフィールの「パフォーマンス」で確認できます(Google ビジネス プロフィール ヘルプ)。

通話数は「通話ボタンがクリックされた回数」であり、実際に通話が成立した数ではありません。電話を受けたときに「Googleマップを見た」と聞き取る習慣を、社内で作っておいてください。

初期設定と毎月の運用に分けて時間を見積もる

MEOの月次運用について打ち合わせる外壁塗装会社の担当者

作業は「最初に整える設定」と「毎月続ける運用」の2つです。時間の見積もりも分けてください。

まだ登録していない場合は、Googleビジネスプロフィールへの登録とオーナー確認から始めます。登録済みで放置している場合は、情報が古くなっていないかの確認が最初の作業です。

作業頻度内容
ビジネス情報の整備最初に1回。以後は変更時住所・営業時間・サービス内容・対応地域
写真の追加最初にまとめて。以後は現場ごとサービスの写真は3枚以上が目安。施工前後の写真を現場ごとに追加
投稿続けられる頻度で施工事例やお知らせ。Google公式に「週1回」などの推奨頻度はない
口コミの依頼施工完了ごと対価を付けずに感想を頼む(第3章「口コミの集め方には守るべきルールが2つある」を参照)
口コミへの返信届くたび高評価にも低評価にも返信する
数字の確認月1回閲覧数・通話数・ウェブサイトのクリックを見る

外壁塗装のように顧客の家へ出向く事業は、対応する市区町村を「サービス提供地域」として設定できます。事務所で顧客に対応していない(来店がない)場合は、住所を非表示にして地域だけを示すのがGoogleの案内です。

地域は半径◯kmでは指定できず、市区町村などで指定します(Google ビジネス プロフィール ヘルプ)。

所要時間について、公的な統計や業界平均はありません。民間のMEO支援会社が公開する運用例では、初回の設定に2時間程度、その後は週30分程度と設定しているものがあります。

作業量は投稿数や口コミ数で変わります。まず1か月試して、実際にかかった時間を記録するのが確実です。

効果が見え始めるまでには一定の期間がかかる

MEO対策の効果が表れるまでの期間を表すイメージ

効果が見え始めるまでの期間は、一律には決められません。Googleの公式基準や公的な統計がなく、公開事例にも幅があるためです。

MEO支援会社が公開している外壁塗装業の事例を2つ挙げます。着手から3〜4か月ほどで反響を感じ始めた例(出典:アサンテック株式会社「まさゆめ塗装様」の事例)と、「外壁塗装+地域名」の順位が12か月かけて27位から2位まで上がった例(出典:ワンコインMEO「MEO対策の実績」)です。

いずれも個別の事例であり、一般的な期間を示すものではありません。

口コミ数や評価、ウェブ上の情報などは、Googleが知名度を判断する材料に含まれます。積み上がるまで時間がかかるため、観測期間は一律には決められません。

開始前の閲覧数や問い合わせ数を記録しておき、自社で決めた期間ごとに変化を確かめてください。

反応がないときは4つの箇所を順に見直す

自社で決めた期間を過ぎても反応がないときは、やみくもに投稿を増やす前に、次の4つを順に確かめてください。

  1. 検索需要:キーワードプランナーで「市名+外壁塗装」の月間検索数の目安を見る。少なければ、対応地域を隣の市まで広げるか、「屋根塗装」など別の言葉でも需要を確かめる(それでも少ない商圏では、MEOにかける時間を絞る判断もある)
  2. プロフィール情報:カテゴリ・サービス内容・対応地域が正しいか。「関連性」を高める材料になる
  3. 口コミ:件数と評価を見る(「知名度」の判断材料に含まれる)。少なければ、施工完了ごとに依頼する流れを決め直す(依頼のしかたは第3章「口コミの集め方には守るべきルールが2つある」を参照)
  4. 問い合わせ導線:電話番号とウェブサイトのリンクが正しく、押せる状態か

見直しの目安を先に決めておくことも大切です。「6か月で閲覧数が増えなければ、キーワードと対応地域を見直す」のように、始める前に線を引いておくと、ずるずる続けずに済みます。

期間は設定例であり、標準ではありません。

MEO対策は自社でやるか外注するか|作業ごとに担当を決めて判断する

「自社でやるか外注か」は、二択ではありません。作業を分けて、誰が担当できるかで決めるのが近道です。

作業を分けると誰が担当できるかが見える

作業を「更新」「口コミ」「分析」の3つに分けると、自社で担える範囲が見えてきます。必要な時間と専門性がそれぞれ違うので、まとめて考えるのは禁物です。

作業必要なもの担当できる人
写真の追加・投稿現場の写真と短い文章経営者・現場担当・事務担当
口コミの依頼施主との関係経営者・営業担当
口コミへの返信文章を書く時間事務担当・経営者
数字の確認と改善指標の読み方経営者・事務担当(慣れが必要)/専門会社
キーワードや競合の分析専門知識とツール専門会社/ツール

施工写真や口コミの依頼は、外部の支援も受けられます。ただし、元になる施工情報の提供と、施主との関係づくりには自社の関与が欠かせません。

外注に向くのは投稿の文章づくりや分析で、集客の核になる情報は自社から出るという前提で考えてください。

部分外注は決め方しだいで知見を残しやすい

MEO対策の自社運用と外注を組み合わせる考え方

写真と口コミ依頼は自社、投稿の文章づくりと分析は外注、という部分外注なら知見を残しやすくなります。完全に外注すると、契約を切った時点で運用が止まり、何をしていたかが社内に残りません。

ただし、任せ方を決めないと知見は残りません。月1回の報告で「何をして、どの数字がどう動いたか」を共有してもらい、社内の担当者が記録してください。

この仕組みがあれば、契約を終えたあとも自社で続けられます。

外注先は契約内容と報告の有無で見分ける

第3章「MEO代行業者に外注しても効果が出るとは限らない」で触れたような契約後の行き違いを避けるために、外注先を選ぶときは次の3点を契約前に確かめてください。

契約前に確認する3つのこと

  • 作業内容の説明:毎月何をするのかを具体的に答えられるか。「ツールがやるので説明できない」は避ける
  • 契約期間と解約条件:最低契約期間、途中解約の可否、解約の通知期限。公開料金例では最低6〜12か月の会社が多い
  • 報告の有無:閲覧数・通話数などの数字を、毎月報告してもらえるか

成果報酬型は、上位に入った日だけ課金される分、月の費用が読みにくい面があります。月の上限額と、対象キーワードの数を確認しておいてください。

集客の相談先としてペイプロの集客支援も活用できる

自社で続ける自信がない場合は、ペイプロの集客支援「Bakuzou集客」も相談先の選択肢になります。運営元は、本記事を掲載しているペイプロを運営するクラサポ株式会社です。

特徴は、1エリア1社限定で送客し、紹介料がかからない点です。Googleマップの口コミ獲得のサポートも含まれています。

まず商圏で何ができるかを知りたい段階でも、ご相談いただけます。

自社の商圏でMEO対策が効くか、相談してみませんか

地域の検索需要や、いまの問い合わせ経路をもとに、何から手をつけるかをご相談いただけます。

外壁塗装業向けMEO対策ツールの比較と選び方

外注ほど費用をかけずに、自社運用の手間を減らす選択肢がツールです。ただし、ツールを入れれば集客が増えるわけではありません。

ツールは効率化できるが現場の情報までは代替しにくい

ツールが代替できるのは、順位の計測・投稿の予約・口コミの一覧化と返信の下書きといった作業です。施工写真を撮ることや、施主に感想を頼むことはツールにはできません。

現場の情報を集めるのは人の仕事で、ツールはそれを整理して出す道具です。

ツールは6つの基準で比べる

MEOツールを機能や運用体制で選ぶイメージ

比べる基準は、料金・順位計測・口コミ管理・投稿支援・必要なIT知識・初期設定の支援の6つです。公式サイトで料金を公開している4製品と、複数店舗向けの1製品を並べます。

ツール月額(公開料金)初期費用最低契約期間
Gyro-n MEO1,500円〜(税別)なしなし
MEOTOWN990円〜(税込)未記載6か月〜
MEOチェキ3,278円〜未記載12か月〜
LOCALGOAT29,800円(税込)なし6か月
Canly要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ
ツール順位計測口コミ管理投稿の予約
Gyro-n MEOあり(時間帯別)上位プランで一括返信・AI下書きあり
MEOTOWNEntry以上上位プランで分析・AI返信Entry以上
MEOチェキあり(Google・Yahoo)料金ページに記載なし料金ページに記載なし
LOCALGOATあり(日次)回収・AI返信投稿連携あり(予約は要確認)
Canly要問い合わせ一元管理・返信あり

機能はプランによって使えるものが変わり、最安プランで使えるとは限りません。MEOチェキは税込と税別の表記が公式ページ内で混在しているため、申し込み前に確かめてください。

出典:Gyro-n MEO/MEOTOWN/MEOチェキ/LOCALGOAT/Canlyの各公式ページ(2026年9月時点。料金は変わります)

必要なIT知識と初期設定の支援は、公式サイトの記載だけでは比べにくい項目です。申し込み前に「初期設定を一緒にやってもらえるか」「担当者が代わっても引き継げるか」を問い合わせて確かめるのが確実です。

担当者と店舗数から候補を絞る

候補は、担当者の状況と店舗数から絞ってください。機能の多さで選ぶと、使わない機能に払う分が増えます。

  • 1店舗で、まず試したい:最低契約期間がなく、月数千円で始められるものが向いています。Gyro-n MEOの基本プランやMEOTOWNのEntryプランが候補です(MEOTOWNの最安プランは順位計測などが使えません)
  • 1店舗で、口コミ返信の手間を減らしたい:AIによる返信の下書きがあるプランを選ぶと、事務担当者でも続けやすくなります
  • 複数の拠点がある:店舗ごとの管理と権限の設定ができる、Canlyのような複数店舗向けが候補です
  • 運用の支援も欲しい:人の支援が付くものは、第6章「外注先は契約内容と報告の有無で見分ける」と同じ基準で契約内容を確かめてください

すべての外壁塗装会社に共通する「1位のツール」は決められません。公的な評価基準がなく、自社の担当者・店舗数・任せたい範囲で答えが変わります。

まとめ|MEO対策を始めるか判断する3つの問い

MEO対策は、商圏が決まっている外壁塗装業と相性のよい施策です。ただし、結果は商圏と続けられる体制しだいで変わります。

MEO対策を始めるか判断する3つの質問
  1. 自社の商圏に、Googleマップで業者を探す人はいるか:「市名+外壁塗装」で地図枠に同業者が出るかを見る
  2. 自社で決めた運用時間を、誰が確保できるか:経営者・事務担当・営業担当のうち、写真と口コミ依頼を担える人を決める
  3. コストをかけたあとに、会社に何を残したいか:問い合わせの件数だけでなく、社内に残る知見と仕組みまで含めて考える

3つとも答えられるなら、まず自社でプロフィールを整えるところから始めてください。答えに迷う項目があれば、その項目を確かめてから判断しても遅くありません。

「何から手をつければいいかわからない」「自分でやる時間がない」という場合は、相談先を持っておくと判断が前に進みます。

自社の商圏に合う集客を、無料で相談する

松田徹也

クラサポ株式会社 代表取締役 ペイプロ事業のほか、不動産M&Aや民泊マッチングサービス事業などを運営し、不動産領域で幅広く活躍。広告、SEO、MEO、LLMO、SNS・動画などのWEBマーケティング全般を得意とする。